内容説明
２０１６年、広島―その時、大統領は私を優しく抱き寄せた。オバマ米大統領との抱擁の映像が世界に感動を与えた著者の原爆秘話。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
28
考えてみればありうる話でありながら、考えたことがありませんでしたので衝撃を受けました。著者の執念と国家の欺瞞が印象に残りました。2023/01/03
もちもち
4
米兵が原爆で亡くなったことを米軍はひたすら隠し続けてきたわけだが、それはやはりアメリカにも後ろ暗い気持ちがあったからなんだろうか。 アメリカ人も世代が変わってきたわけだし、原爆投下についての是非の世論も更に変化があるだろうか。2021/05/25
nishioda
3
オールタイムベスト級のノンフィクション！膨大な資料から語られる歴史ミステリーでもある。とにかくグイグイ読める。被曝を語ると怖いイメージがあるが、知りたい知らせたいという森氏の熱意で怖さを超越。オバマさんにハグされてたのには理由があったと今更知ってすいません。2023/08/18
tecchan
2
2016年広島原爆祈念公園で当時のオバマ大統領と感動的な抱擁をしたのが、著者の森重昭氏。米政府も隠し続けてきた被爆死した米兵12名の存在を長年に渡り私費を当時調べ続けてきた人。被害者としての面だけが強調されがちだけれど、米兵以外にも多くの朝鮮人なども犠牲になっていることを忘れてはならない。若くして亡くなった米兵達にもそれぞれの人生、家族があったことを。それにしても、著者の行動には頭が下がる思い。2021/05/16
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