内容説明
スピットファイア戦闘機の五年間の短い戦闘の記録は、まさにドイツ戦闘機との性能競争の歴史であった。短い期間で、本機ほど改良が施された航空機は他には見られない。本機の性能向上の歴史は、機械構造物の進化の在り方と進め方を短時間で行なう場合の極めて良い見本で、現代に通じるものがあるのではないか。
目次
スピットファイア戦闘機の誕生
スピットファイア戦闘機の構造と量産
スピットファイア戦闘機のエンジン
スピットファイア戦闘機の型式
艦上戦闘機型スピットファイア
スピットファイア戦闘機の長所と短所
異形のスピットファイア戦闘機
スピットファイア戦闘機の後継機
戦場のスピットファイア戦闘機
戦後のスピットファイア戦闘機
スピットファイア戦闘機の戦闘配置と戦闘行動
スピットファイア戦闘機のエースたち
著者等紹介
大内建二[オオウチケンジ]
昭和14年、東京に生まれる。37年、立教大学理学部卒業後、小野田セメント株式会社(後の太平洋セメント株式会社)入社。中央研究所、開発部、札幌支店長、建材事業部長を歴任。平成11年、定年退職。現在、船舶・航空専門誌などで執筆。「もう一つのタイタニック」で第4回海洋文学大賞入賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Koning
29
タイトル通りSupermarine Spitfireと言う歴史を作った戦闘機とWWIIにおける運用、そして開発者、エースパイロットといったまつわる人々をまとめた本。そんなに厚くないし実質意味のわからない型式(本国の記録見るとさらに混乱するしね)とか英国面の更なる深みには手を出していないので、ざっと読むには良いのでは?と言う感じ 2019/03/10
AU.Step
3
日本の戦闘機は採用後の大幅な性能向上が無いのに対し、スピットファイアは同一機種終戦期まで性能を向上させ続けている。基本設計が素晴らしい事は当然だが、設計思想の違いが垣間見えて興味深かった。2019/07/13
おこめ
3
好きで好きでしょうがないものにあれこれ言及するのも野暮な話で。名を目にして手に取らずにはいられなかった、それだけ。2019/03/16
かつきち
2
映画「ダンケルク」で大ファンになってしまった機体。 初飛行1936年。当初エンジン出力1000馬力。1945年でも第一線級で活躍しエンジン出力2035馬力でも基本設計はそのまま。この事実だけで本当に設計者ミッチェルの凄さが判る。(なおゼロ戦の初飛行は1939年) 9月の仙台での飛行も楽しみだし、その前にプラモ作りたい。2019/07/24
スターリーナイト
1
2021-732021/09/04
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