内容説明
昭和十三年三月起工、四年の歳月を費やし、太平洋戦争中の昭和十七年八月に竣工。全長二六三メートル、基準排水量六五〇〇〇トンの「大和」型二番艦―強力な武装を施し、防御力に優れ、不沈艦と謳われた超弩級戦艦の苛烈なる戦い。設計建造、そして進水艤装から、その終焉までを体験に基づいて綴る迫真の戦記。
目次
不沈戦艦「武蔵」三代目艦長の回想(朝倉豊次)
切り裂かれた巨艦「武蔵」の絶叫かなし(加藤憲吉)
右舷後部見張員「武蔵」檣楼からの報告(遠藤義正)
大和・武蔵はなぜ生まれたか(福留繁)
武蔵の設計図はこうして完成した(杉野茂)
不安と感動を交錯して大戦艦ここに進水す(浜田鉅)
武蔵と共にすごした私の長崎時代(塩山策一)
武蔵はどのような戦艦だったか(池田貞枝)
二代目艦長「武蔵」特別室半年間の住み心地(古村啓蔵)
戦闘中における武蔵の効果的な運転法(池田貞枝)〔ほか〕
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