内容説明
怪力線砲で群がる敵機を撃墜、超エネルギー機関を搭載した排水量10万トンの巨大潜水島!ジュール・ヴェルヌ、海野十三…少年たちが憧れた未来小説の主役として活躍する、奇想天外な兵器をイラストとともに紹介する!
目次
五〇万トン戦艦と竜宮船―造船関係者が頭をかかえる余りにも壮大な構想
空飛ぶ戦艦・潜水艦―一九六〇年代に米海軍で実際に計画された潜水飛行艇
新戦艦「武蔵」と「高千穂」―ワシントン条約明けに登場するポスト「長門」型
浮かぶ飛行島―巨砲と重爆を装備した動く海上要塞/氷山空母ハバクック
飛行機搭載潜水艦と強襲揚陸艦―作者の想像力は現実の新兵器となって現われる
潜水艦ノーチラス―ジュール・ヴェルヌが生みだした潜水艦の正体とは
巨大潜水島とZボート―少年たちが熱狂した奇想天外な水中兵器
海底戦艦・潜水空母―潜水艦の無限の可能性を呈示する新艦種
小説に登場した実在軍艦―中国の軽巡洋艦「寧海」とソ連戦艦フルンゼ
未来戦記の戦闘シーン―昭和初期に描かれた日米機動部隊激突の場面〔ほか〕
著者等紹介
瀬名堯彦[セナタカヒコ]
昭和9年、東京に生まれる。早稲田大学卒業。会社勤務のかたわら、艦艇研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Dash-Checker
5
昭和初期の冒険小説や仮想戦記に登場した奇妙な兵器を、現実のものと比較しつつ紹介した本。残念だが、特に目新しい情報はなかった。2017/11/02
niz001
5
光人社NF文庫っぽくない本やなーと思いつつ読み始めたけど、切り口はやっぱり光人社やった。主に明治末期から戦中の冒険小説に登場した架空兵器を紹介し、その元ネタを考える。こうやって見ると東宝特撮の兵器群は結構この辺りが下地になってるんだとよく分かる。轟天(電光艇)は原作時点でドリルついてたのか!ヴェルヌ「海底二万リュー」の邦訳タイトルが色々ある理由の考察は一見。2017/10/26
Masato Watari
1
イメージしていたものと違った。 作者の空想兵器回顧録的なものが主だった。戦前の世相や思想が見えると思ったのに… 残念! 時折挟まれる史実話で読み切れた気がする(笑)2017/12/16
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- 和書
- 現代版・東海道中膝栗毛