内容説明
直木賞作家が生と死の戦場を鮮やかに描く実録兵隊戦記。
目次
第1章(錦江作戦)
第2章(武漢・信陽・寧波の時代;第七十師団(槍)編成
上海兵站病院へ
第七十師団編成の内容)
第3章(富陽警備と陣地防衛戦;夢で会った次兄;思い出の数々;広徳作戦前後)
第4章(善部隊への転属;宣撫班長の仕事;終戦前後;抑留から復員まで)
著者等紹介
伊藤桂一[イトウケイイチ]
大正6年、三重県生まれ。昭和13年より終戦まで三度にわたる満7年の軍隊勤務。上海で終戦。陸軍伍長。戦後十数年、出版社の編集部勤務。昭和37年、「螢の河」で第46回直木賞、昭和58年、「静かなノモンハン」で第34回芸術選奨文部大臣賞及び第18回吉川英治文学賞を受賞。昭和60年、紫綬褒章受章。芸術院会員。平成28年10月、歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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