内容説明
長距離大型爆撃機の開発に必要不可欠な条件は強力なエンジンである。そして、強力なエンジンの開発に苦しんだのが、日本とドイツ、ソ連であった。これらの国は、大戦中に大型戦略爆撃機の開発を進めたが、いずれも未完におわっている。その最大の原因は強力なエンジン開発に手間取り、未完に終わったためであった。
目次
第1章 日本(試作急降下爆撃機川崎キ66;試作司令部偵察機立川キ70 ほか)
第2章 アメリカ(試作重爆撃機ダグラスXB19;計画長距離爆撃機ボーイングXB20 ほか)
第3章 イギリス(試作爆撃機スーパーマリンB12/36;試作重爆撃機ヴィッカース「ウインザー」 ほか)
第4章 ドイツ(試作爆撃機ユンカースJu288;計画爆撃機アラドAr340 ほか)
第5章 ソビエト他(試作地上襲撃機スホーイSu8;試作高々度長距離爆撃機DVB102 ほか)
著者等紹介
大内建二[オオウチケンジ]
昭和14年、東京に生まれる。37年、立教大学理学部卒業後、小野田セメント株式会社(後の太平洋セメント株式会社)入社。中央研究所、開発部、札幌支店長、建材事業部長を歴任。平成11年、定年退職。現在、船舶・航空専門誌などで執筆。「もう一つのタイタニック」で第4回海洋文学大賞入賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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