光人社NF文庫
昭和天皇に背いた伏見宮元帥―軍令部総長の失敗

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A6判/ページ数 353p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784769829713
  • NDC分類 397.21
  • Cコード C0195

内容説明

国際的な見識を持っていたはずの海軍が、なぜ不見識と言うほかない太平洋戦争に突入し、大敗を喫したのか。海軍部内で神格化されていた東郷平八郎元帥、皇族軍令部総長伏見宮博恭王元帥―条約派、艦隊派、二つの派の確執を軸に、海軍の出身者たちが口を閉ざす、二人の過誤を究明し、日本海軍の終焉を描く異色作。

目次

第1章 危機の萌芽(天皇の失望;三人の寵臣;孤立した天皇;自信過剰の海軍首脳)
第2章 天皇に背く首脳たち(反米英の先駆;お家騒動の発端;軍令部は不同意;策謀家たち;伏見宮と東郷平八郎)
第3章 軍令部総長の不明(かつがれた軍令部長;権力強奪;特急昇進;海軍自体の慢心;まず兵を去れ)
第4章 海軍滅亡へ(陸軍との対決;悪魔に魅入られた夏;離任;特攻主張)

著者等紹介

生出寿[オイデヒサシ]
大正15年3月、栃木県に生まれる。海軍兵学校74期。海軍少尉。東京大学文学部仏文科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。