内容説明
砲煙弾雨ニモ負ケズ―。最前線に敵の弾丸をうけて倒れし者あれば、赤い十字のカバンを片手に馳せ参じ、ベッドのなかで熱病に呻吟せし者あれば、不眠不休で看病する。“医は仁術なり”を戦場の真っ只中で実践する、戦う将兵たちのたのもしき味方“軍医ドノ”の孤軍奮闘の日々を描く話題のイラスト・エッセイ。
目次
現役軍医
衛生部幹部候補生
短期現役軍医
軍医予備員
依託生
星に蒲の穂
夏休み返上
歩兵の寸づまり
九九式短小銃
寝汗と練兵休〔ほか〕
著者等紹介
関亮[セキリョウ]
大正13年9月、東京都目黒区に生まれる。昭和17年4月、東京医専に入学。7月、陸軍衛生部依託生徒。教育のため、近衛歩兵第2連隊(東部第3部隊)に入隊。18年8月、教育のため、近衛歩兵第3連隊補充隊(東部第6部隊)に入隊。19年11月、教育のため、千葉陸軍病院教育隊に入隊。20年4月、陸軍軍医学校に入校。陸軍衛生部見習士官。8月、終戦により退校。9月、東京医専卒業。26年12月、医学博士。31年6月、日本工業標準調査会臨時委員。38年2月、ベルギー国立ゲント大学に留学。48年4月、獨協医大教授。61年4月、獨協医大越谷病院長。平成元年4月、藍綬褒章受章。2年3月、獨協医大定年退職、4月、名誉教授。3年4月、せき眼科医院長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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