光人社NF文庫
沖縄一中鉄血勤皇隊―学徒の盾となった隊長 篠原保司

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  • サイズ 文庫判/ページ数 449p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784769829072
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0195

内容説明

スラッとした長身、役者にしても良いような美男子―その容姿で一中全生徒の憧れの的となった篠原中尉。しかも素晴らしいのは姿、形だけではなかった…。少しも威張らず、奥ゆかしく、荒れ狂う『鉄の暴風』の下で、「軍服を着た教育者」として尊敬を集め、いまも元生徒たちに慕われる異色の配属将校の生と死。

目次

地獄の戦火の中でも
憧れの青年将校
サシバの渡りと“10・10空襲”
一中壕を掘る
学び舎を覆う戦雲
養秀寮寮監
熊本のアスリート
揺れた学徒動員構想
見通していた敗戦
鉄血勤皇隊隊長
“鉄の暴風”と米軍上陸
惨めな戦場生活
手づくりの墓標
情けの除隊命令
相次ぐ犠牲に苛立つ
本部、保栄茂へ撤退
首里復帰を拒否
郷土部隊かく戦えり
当てどなき戦場彷徨
島尻に死す
それぞれの地獄
戦没者墓苑に眠る

著者等紹介

田村洋三[タムラヨウゾウ]
1931年、大阪府吹田市生まれ。同志社大学文学部卒。読売新聞大阪本社社会部長、編集局次長、編集委員を歴任。1993年、定年退職。現在、ノンフィクション作家。編著書に、『新聞記者が語りつぐ戦争』(全29巻、読売新聞社、新風書房刊。1985年、第33回菊池寛賞受賞)『ざわわざわわの沖縄戦―サトウキビ畑の慟哭』(2006年度平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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