内容説明
日本陸軍に師団多しといえども、この師団ほど遠慮なく使われた師団は、他に、その類例がない―第五師団の編成は、各歩兵二個連隊をもつ歩兵旅団が二個と特科“騎・野砲・工・輜重”兵の各第五連隊を基幹として、通信・衛生・野戦病院その他直轄部隊があり、戦時編成は常に二万人以上。最大規模の編成であった。
目次
第1章 広東攻略作戦
第2章 第五師団の戦歴
第3章 南支戦線激動の年
第4章 語られざる作戦
第5章 北部仏印進駐
第6章 私の仏印進駐
付記 沢田茂回想録
著者等紹介
越智春海[オチハルミ]
大正7年、愛媛県に生まれ、広島市に育つ。修道中学卒業後、昭和14年、歩兵第隊11連隊(広島)入隊、同15年、出征。仏領インドシナ作戦、マレー攻略戦に参加。その後南方各地を転戦、シンガポールで終戦を迎える。元陸軍大尉。平成24年1月歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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