内容説明
天皇みずから軍隊を統率するとはいかなる“権力”であったのか!政治に関わらないはずの軍隊はいかにして戦争を始めたのか!明確なビジョンを欠いて版図を広げた昭和の軍事と政治を究明する。
目次
序章 昭和の動乱と統帥権
第1章 天皇統帥
第2章 国家体制としての統帥権
第3章 昭和軍閥と統帥権
第4章 天皇統帥占奪説
第5章 軍の統帥麻痺
終章 信を天皇に失う
付録(統帥権小史;昭和の「将帥」を思う)
著者等紹介
大谷敬二郎[オオタニケイジロウ]
1897年、滋賀県に生まれる。1919年、陸軍士官学校卒。1930年、憲兵科に転科。1938年、東京憲兵隊特高課長、1944年、東京憲兵隊長、1945年、東部憲兵隊司令官を歴任する。1976年12月、歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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