光人社NF文庫
海軍伏龍特攻隊―付・米海軍技術調査団“伏龍”極秘レポート (新装版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 282p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784769828846
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

内容説明

大戦末期、炸薬十五キロの五式撃雷をつけた五メートルの竹棒を手に持ち、深度五~七メートルの海底に潜んで待機し、敵の上陸用舟艇に体当たり攻撃を行なう伏龍特攻隊―航空特攻の陰に隠れた恐るべき日本海軍の“兵器”の全貌を初めて描く話題作。戦後、米軍が詳細に調べた米海軍技術調査団極秘レポートを収録。

目次

1 海軍伏龍特攻作戦(伏龍特攻の誕生;簡易潜水器の開発研究 ほか)
2 伏龍特攻隊員となって(伏龍特攻隊員へ選抜されて;私の体験した伏龍特攻訓練 ほか)
3 伏龍・秘められた戦話(伏龍特攻秘話;伏龍特攻隊“残藻録” ほか)
4 米海軍技術調査団“伏龍”極秘レポート

著者等紹介

門奈鷹一郎[モンナタカイチロウ]
昭和3年12月、朝鮮京城(ソウル)生まれ、昭和19年6月、北京日本中学校3年生のとき予科練志願、三重海軍航空隊第22期乙種飛行予科練習生として入隊。昭和20年8月、水際特攻伏龍隊員として横須賀野比海岸で潜水訓練中に終戦(二等飛行兵曹)。昭和29年3月、早稲田大学第二文学部露文科卒業。昭和30年8月から58年9月まで図書出版光和堂勤務(取締役編集長)。平成26年9月、歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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り こ む ん

30
体験者が語る。終戦間際に提案された水際作戦。まさに水際特攻の姿。作戦立案が終戦間際の為、出撃はなかったものの、その実態が歴史の闇に埋もれてしまいそうな特攻の姿を、著者自らの体験と、研究によって明らかにしている。ただ、いち、特攻要員だった為、曖昧なところがあるのは仕方がないにしても、貴重な一冊だと思う。2015/06/23

大森黃馨

4
太平洋戦争末期に本土決戦の為に編成された人間機雷とも呼ばれた伏龍特攻隊それに所属して訓練中に敗戦を迎えて出撃することなく戦争を終えた著者がそれまで殆ど知られていなかった其れの全貌を世に明らかにしようと試みた著作(初単行本は1992年)だが以前から漠然と感じていた当然だか皆文章著作が上手い訳に非ず当著も残念だか読み物としては退屈であり苦痛であったあくまで歴史の資料として或いは伏龍という教養を得るためのものとして読むべし 2023/01/11

てて

0
日本の歴史と技術が詳細に描かれた貴重な1冊。 特攻隊として人生の一部を戦争に捧げて、伏龍としての誇りをもって訓練に励まれ、生き抜いてこられた先人(故人)達の貴重お話と、伏龍作戦の全貌を知ることができた素晴らしい本でした。 奈門さんは既にお亡くなりなられいてお調べになられてた真実については判らずでしたが、戦後70年経過して、体験された内容が鮮明に描かれているので是非読んでほしい。2023/05/07

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