目次
アラート待機
安全とは
領空侵犯に対する措置の四段階
半地下のオペレーション・ルームの中で
パイロットの資格
TR訓練
基本を大切に
エアマンシップ
ソ連軍演習のお付き合い
風船騒動〔ほか〕
著者等紹介
田中石城[タナカイワキ]
昭和19年12月、岡山県津山市に生まれる。終戦後、神奈川県逗子市に移転。栄光学園高等学校を経て防衛大学校(第11期)に入校。42年卒業、任官。操縦教育課程を修了後、F‐86F、F‐104、T‐2/F‐1、F‐15等に搭乗。また、テストパイロットとしての教育を受け、操縦経験は20機種を超える。平成3年3月から航空幕僚監部副監察官(安全主任)。5年8月から航空安全管理隊・航空事故調査部運航調査科長、のちに教育研究部長。9年3月から幹部候補生学校教務課長。10年4月から防衛庁技術研究本部岐阜試験場長。平成12年12月、定年退官。22年4月からヒューマンファクター研究所・研究主幹(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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澄
13
航空自衛隊のスクランブルに関するエッセイ(?)。F-86~F104~F-4~F-15と時代の移り変わりが懐かしい。Mig-25が函館空港に亡命したことなど今の人は知らないだろうな〜 小学生時代に『航空ファン』を愛読していたことを思い出した。『ファントム無頼』を読み返したい!後半はスクランブル以外のことの話で、最終章の安全に関しては一般の会社にとっても参考になる内容です。2015/03/13
フロム
10
全く期待しないで読んだら意外なぐらい面白かった「当たり」な本。この作者、読者の厨二心を巧みにくすぐるのが上手いのだ。本著の最大のポイントは筆者がF-86からF-104、F-4、F-15までほぼ全ての戦闘機に乗員しており各機の特性について読者に興味を持てるように書かれてる点である。その上航空自衛隊史上の重大事件も軒並みフォローし、レーダー作動時は人が機体正面に立ってない事を確認するなど細かいウンチクも盛り沢山。広報としてはこれ以上ないくらい良く出来た本になっている。結構オススメな本である。2019/05/23
Kenichi Uto
4
ちょっと古い本ですが最近文庫化されてましたので読んでいました。F86Fの時代からF104、F4、F1、F15、と歴代の戦闘機を乗り継いだ人の話なのでなかなか面白いです。特にF86F、F104、あたりは読んでると当時はこうだったんだなと。さすがにこのあたりは時代を感じますね。MIG25事件なんてもうみんな知らないだろうなー。当時は中学生でした。戦闘機に興味がある(特にF4以前)人は読むと面白いかも?2015/05/12
Mikarin
3
筆者の自伝的な体験を含むエッセイ集。F86や、F104といった昭和30年代、40年代の戦闘機のスクランブルに関する記述はある意味歴史的史料かもしれない・・・その方面に興味のある方にはかなり面白いかもしれません・・・2015/01/14
村上ありす
2
話の内容は多少古くメインで出てくる戦闘機がF-86やF104の話が多いがこの時代の話本を探しているならおすすめ。2015/02/06