内容説明
P38は高空から偵察、B25は低空で乱射を加え、B17、B24は爆弾を投下する。炎天下、防暑帽、半ズボンに地下足袋、上半身裸で円匙、十字鍬を手に、弾よけの鉄帽を背に負い、滑走路の弾痕修理、誘導路や掩体の整備にあたった基地隊員の苦闘を描く―飛行場勤務に従事した第二十二飛行場大隊の知られざる記録。
目次
プロローグ 飛行機の墓場
第1章 最前線への征途
第2章 ラエ飛行場の落日
第3章 日米航空戦の史劇
第4章 地獄からの脱出行
第5章 遙かなる遠い道
エピローグ 運命の分岐点
著者等紹介
高橋秀治[タカハシヒデジ]
大正9年12月、島根県松江市に生まれる。昭和17年6月17日、現役兵として中部第96部隊に入営。昭和20年7月15日、主計軍曹。9月14日、武装解除、カランバン地区収容所に入所。昭和21年10月15日、マニラ港出港、帰国。20日、復員証明を受け除隊。平成19年1月28日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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