内容説明
なぜ、新型機は第一線部隊に配備されなかったのか?流麗なフォルムを見せるものとこの世の物とは思えない機体。電撃戦には敗れたが魅力的なフランス機の数々!イラスト・三面図・写真など150点で見る異色の空軍力。
目次
アミオ143
アミオ354
ANFミューローM115
アルセナルVG‐33
ブレリオ・スパッドS.510
ブロックMB200
ブロックMB210
ブロックMB131
ブロックMB152
ブロックMB155〔ほか〕
著者等紹介
飯山幸伸[イイヤマユキノブ]
1958年、東京に生まれる。日本大学卒業後、図書館勤務をへて大学院修了。印刷会社、出版社に勤めた後、航空関連の原稿執筆、図面作成を行なう。雑誌「丸」などに橘悠太の名で記事掲載(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Cornelius
35
第一次大戦後、フランスは軍備の整理に手惑っていた。複葉機から単葉機、布地から金属への転換が、どうもうまくいかず、ドイツやイギリスに遅れをとっていた。とくに軽爆などを見ると、設計や戦術のあり方に迷いが生じていたのかなと思わせる機体が多い。時代の急激な変化に対応できずにいたところで第二次大戦に巻き込まれた不運なフランスを感じさせる本だった。あまり注目されることがないフランス空軍機の全体像を知るには良い本だと思う。2016/10/28
Johnny-T
1
同シリーズのイタリア軍機編はまだネタ的に笑える部分のある失敗機たちでしたが、こちらは「その祖が1930年前後に試作仕様書が発せられた筋金入りの旧式機」か「ナチスの台頭を意識して開発された新型機ながら配備、補給体制の構築がままならず戦力化できなかった新型機」の2パターンのみ(しかもほとんど前者)。 どうしてこんなことに!2015/05/09