内容説明
日本人が生んだ傑作機零式艦上戦闘機。太平洋戦争は、零戦によって計画され、戦われたといわれる。直掩として、特攻隊員として“必死”の作戦に投入され、辛くも生還し、または敵の新鋭戦闘機や高々度で飛来する“超空の要塞”に果敢に挑んだ搭乗員たち。最後まで第一線で戦い続けた零戦を描いた迫真の空戦記。
目次
零戦と特攻(爆装零戦隊レイテ沖の悲涙;特攻“聖武梅花隊”生き残りたるも ほか)
B29との対決(わが愛機の描きし飛行雲熱き日々;伊勢湾上空に爆発した誇り高き零戦魂 ほか)
宿敵グラマンたちとの死闘(私と愛機零戦に奇蹟は二度起こった!;九州上空にグラマンを射止めたり ほか)
われもまた零戦乗り(ぽんこつ零戦太平洋標流記;三〇二空、本土上空の死闘 ほか)
著者等紹介
秋本実[アキモトミノル]
昭和3年、東京牛込に生まれる。東京府立第四中学校を経て、東京都立航空専門学校に入学、航空機設計技術者を志したが、終戦のため実現せず。以後、日本軍用機史の研究に従事。各種航空雑誌、軍事雑誌、模型雑誌、少年雑誌に執筆。昭和23年より平成2年まで、42年間にわたり参議院事務局に奉職、委員会運営事務、広報写真撮影等に従事。平成25年2月、歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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