内容説明
大戦末期、疲弊した日本海軍が戦力回復の時をかせぐために決断した非情な作戦―爆撃機銀河、人間魚雷回天による米機動部隊の碇泊地ウルシーへの片道攻撃。日本本土への来襲を抑えるために確実な死に挑んだ搭乗員たちの成果は。南海の孤島に展開された特攻作戦の行方と強大な敵に立ち向かった人々の戦いを描く。
目次
見捨てられた孤島
大都市と化した孤島
レイテ海戦とウルシー
ウルシー突入計画
彩雲、ウルシーへ飛ぶ
新鋭機銀河で特攻隊を編成
特攻「強風隊」出撃
人間魚雷回天
菊水隊、発進
水中特攻の成果〔ほか〕
著者等紹介
木俣滋郎[キマタジロウ]
昭和5年、浜松市に生まれる。一橋大学経済学部卒業。工学院大学付属高等学校教諭。教鞭をとる傍ら、戦史・兵器の研究に勤しむ。平成10年、退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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