内容説明
なぜ日本軍は惨敗を喫し、崩壊したのか―新視点で捉えた“日米激突”の全貌!最後の日米決戦となった史上最大の戦いを、日本人とアメリカ人の思考、行動の差異、データを対比して徹底研究する。
目次
昭和十九年の秋
台湾沖航空戦の虚報
アイ・ハヴ・リターンド
巨獣の出撃
非情の海
犠牲
サマール沖の追撃
歴史のイフ―栗田本隊がレイテ湾に突入していれば
破滅への歯車
砂上の楼閣
破断界
ルソンの黄昏
著者等紹介
樋口晴彦[ヒグチハルヒコ]
昭和36年、広島県に生まれる。昭和59年、東京大学経済学部卒業。上級職公務員として警察庁に入庁。平成4年、フルブライト奨学生として米国に留学。平成6年、ダートマス大学ビジネススクールを卒業、MBA(経営学修士)を修得。平成7年、内閣安全保障室に出向、危機管理関係を担当。平成12年、愛知県警察本部警備部長に着任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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玉瑛
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歴史の教科書では1ページ足らずの範囲だが、社会的には学ぶことも多かった。上司に気に入られようと情報操作したり、会議で和を重んじ過ぎて合理性に欠けたりするのは、今の企業や政治でもそうだと感じる。しっかりと過去に学ばないとならない。2015/03/17
かもっぱち
0
現代にも繋がる教訓を交えつつ歴史を学べる良書。やることなすこと酷いけど、今の日本もそうなんだよなと。歴史に学べとはよく言ったもの2014/03/04
tora
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日本型組織の悪い面が完全に露見した戦い。個々人の奮闘ではどうしようもない。個人の力で戦況をひっくり返せるわけはないのだ。今まさに滅びゆく大企業に通ずる内容である。これから日本はこの歴史を繰り返さず、切り抜けることができるのだろうか。2018/03/01