内容説明
初めて明かされた9度にわたる作戦の全顛末。“日本艦船の墓場”からの生還者の証言を得て、日本海軍最後の輸送作戦の全貌を描く。
目次
第1章 最後の輸送船団
第2章 オルモックの地獄
第3章 魔のバシー海峡
第4章 生と死の間
第5章 最後の晩餐
第6章 苦難の運命
第7章 レイテ湾の落日
著者等紹介
岸見勇美[キシミイサミ]
昭和8年(1933)、島根県松江市生まれ。早稲田大学法学部卒業。化学専門紙記者、同編集長、同紙主幹を経てフリー・ジャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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スカイバニラ
3
マニラからレイテ島への兵員物資の輸送を目的とした「多号作戦」、この第1次から第9次輸送作戦の記録。輸送作戦に参加した艦艇やその乗組員だけでなく、空爆で武器弾薬の揚陸ができず、丸腰の状態で戦うことになってしまった陸兵にも焦点をあてています。本書の内容は徹底語尾、悲惨の一言。まあ、太平洋戦争末期の戦域で悲惨じゃない場所なんて無いんですが…。2010/12/08
泥岳
2
前半は作戦輸送のくだりで、後半(というか最後部)は、上陸した陸上部隊の顛末。エピローグの、戦友会、遺族会が戦地に赴くくだりは、戦記を越える感慨が有る。2014/11/06
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