内容説明
戦争が終わった後もフィリピンの牢獄で生きなければならなかった日本兵たちは、苦難の日々をごく当たり前の日常として受けとめ、最悪の環境の中にもひそかな喜びを見つけていた―モンテンルパで囚われの身となったBC級戦犯を救った一曲の歌を巡って、日本とフィリピンを結ぶ感動の事実を描くノンフィクション。
目次
歌しかない
チリ紙文学
望郷の歌
渡辺はま子
海軍予備学生
つぐないの旅
比島戦犯留守家族会
さよならは言いません
歌に救われた命
白山丸で帰る
巣鴨プリズン
箱根の夜
著者等紹介
新井恵美子[アライエミコ]
1939年、東京都生まれ。学習院大学文学部国文科中退。エッセイスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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