光人社NF文庫
修羅の翼―零戦特攻隊員の真情

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  • サイズ 文庫判/ページ数 528p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784769825852
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

内容説明

『直掩隊は爆装隊の楯となって、全弾身に受けて爆装隊を進めよ』あまりにも非情な命令のもと、直掩機のベテラン搭乗員が見た爆装機突入のその瞬間!笑って征くかのごとき特攻隊員がかいま見せる素顔と苦悩に心を痛めつつ、自らも爆装隊員となった零戦パイロットが克明に綴ったありのままの戦争!遺骨なき戦友に捧げる鎮魂の譜。

目次

第1章 予科練・回想の翼
第2章 零戦・若き翼
第3章 ラバウル・死闘の翼
第4章 硫黄島・炎の翼
第5章 レイテ・修羅の翼
第6章 敗戦・折れた翼
付章 特攻断章

著者等紹介

角田和男[ツノダカズオ]
大正7年、千葉県生まれ。昭和9年6月、第5期予科練習生(のち乙種飛行予科練習生と改称)として、横須賀海軍航空隊に入隊、13年3月、飛行練習生教程卒業。その後、戦闘機操縦員として空母蒼龍乗組時、中国戦線で初陣、15年1月には12空にて漢口に進出、零戦で初撃墜を記録。17年4月、海軍飛行兵曹長。8月、2空分隊士としてラバウルに進出、以後10ヵ月にわたりソロモン航空戦を戦う。厚木空教員配置を経て19年3月より252空に転じ、硫黄島上空の熾烈な防空戦を経験。10月、フィリピンに進出、特攻直掩に出撃を重ね、飛行機を失って台湾に脱出後、同地で特攻隊員として終戦を迎える。終戦時、海軍中尉。戦後は、茨城県の開拓地に入植、農業を営む傍ら、戦死したかつての部下、戦友らの慰霊の行脚を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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もぐもぐ

6
「特攻の真意」がやっぱり一番気になったところでしょうか。 もっと早い段階で降伏していたら、日本側も相手側も、亡くならなくて済んだ人たちがたくさんいたのですね。 17歳で出撃した人、二十歳そこそこで部下を従えその先頭に立って飛び立って行った人、敵艦に体当たりしていく様子を見届けなければならない人、色んな立場でそれぞれでやりきれない気持ちもあったと思うけど、きっと私の想像も及ばないような思いをたくさん抱えていたんだろうな…、そういう人たちが何万人といたのですね。 2016/07/06

sumikko

4
○大戦開始から終戦までの飛行機乗りの記録。人の生死は紙一重だと思った。戦争末期は特に異様だったんだと改めて思う。2018/09/12

ちさと

4
筑波海軍航空隊記念館では著者を「リアルに存在していた宮部久蔵」としてその遺品などの特別展も行っていました。生まれ年、転戦した戦地など交叉する点は多いものの宮部久蔵とはやはり違うような気がします。ただ特攻の真実や戦後の慰霊の行動など目を見張ることが多いです。特に第2のあとがき(再版に寄せて)に戦死した方々のご遺族の写真など掲載されていて注目しました。数々の戦友会の方々と共にフィリピンなど多くの激戦地を訪れ慰霊して回っています。 2014/10/02

キミ兄

4
部下の死に対する責任、当時の上官に対する不満、自分の技量、戦闘機の品質、外地の人の気質、慰安婦の実態など、とにかく赤裸々に語っている。特に特攻の信実についてこれ以上に具体的、かつ幅広く体験している人は少ないのではないか。何より自身の撃墜数を決して明かさないところに著者の人柄がにじみ出ている。これをフイクションにすることの罪深さを思う。2014/03/15

兵衛介

4
ベテラン零戦搭乗員の戦記。自分の手柄は殆ど記さず、戦友との思い出、彼らの戦いぶりに重きを置いて筆を費やしている。改めて特攻という戦術への理不尽さが心に染みる。還らざる翼たちへの鎮魂の書2008/12/28

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