内容説明
昭和十四年五月十一日、満ソ国境付近のノモンハンで日本軍とソ連外蒙軍衝突、事変勃発―陰湿な“ドロ試合”の様相を呈した国境紛争の表舞台で名機九七戦を駆ってソ連軍I‐15、I‐16を迎え撃った陸軍戦闘機隊の戦い。政情は混乱を極め、軍部が独走を始めた昭和の混迷の時代に発展の時を迎えた軍民航空を描く話題作。
目次
第1章 故郷各務ヶ原
第2章 名古屋飛行学校
第3章 入営、憧れの飛行第一連隊
第4章 所沢戦闘班での猛訓練
第5章 関東軍遊撃マル秘飛行隊
第6章 少年飛行兵教育
第7章 試作戦闘機テスト飛行
第8章 樺太国境パトロール
第9章 ノモンハン航空戦
著者等紹介
鈴木五郎[スズキゴロウ]
大正13年7月、京都府東舞鶴町に生まれる。昭和19年、三重海軍航空隊2期飛行科予備生徒隊入隊。23年、東京大学文学部西洋史学科卒業。24年、小学館に入社(児童編集部)。33年、読売新聞に入社、54年、退社
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