内容説明
諸君はすでに神である―大西長官から特攻を命じられてから、アメリカ空母に体当たりを敢行して生を全うするまで、逃れられない死と直面しなければならなかった若者たちの秋霜烈日の青春の時を綴る感動作。三十年間「特攻」を追い続けてきた映画監督が、多くの証言を得て五人の搭乗員の懊悩葛藤を描く鎮魂譜。
目次
第1章 死を決められる日
第2章 出撃
第3章 軋轢
第4章 一期一会
第5章 わかれの日
終章 敷島隊体当たり後の記録
著者等紹介
根本順善[ネモトマサヨシ]
脚本家故八木保太郎門下を経て、新東宝撮影所の助監督となる。テレビドラマ「おさな妻」で監督デビュー。「光GENJI・ふしぎなBABY」といったエンターテイメントの映画を監督する一方、昭和61年度のテレビギャラクシー賞を受賞した「比叡山紀行・阿闍梨二千日を歩く」のような本格ドキュメンタリー作品も演出する。1991年、神風特攻敷島隊を追視した映画「北緯15度のデュオ」を監督し、同年度の日本映画復興会議奨励賞を受賞する。日本映画監督協会関西部会副幹事
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