光人社NF文庫
戦艦「大和」開発物語―最強戦艦誕生に秘められたプロセス (新装版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 293p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784769823711
  • NDC分類 556.91
  • Cコード C0195

内容説明

日本造艦技術の最高・最大の産物にして戦艦発達史の頂上に君臨する「大和」―その比ぶべくもなき堅固な船体構造から周到なる射撃システム、光学機器、防御甲鈑、電探兵装に至るまで、完成までの道程を開発・建造に携わった造船官らが詳述する話題の技術戦史。超戦艦誕生の知られざる現場を各担当者が語りつぐ。

目次

第1章 設計・建造(戦艦「大和」船体構造全解明;私は戦艦「大和」をこのように設計した;戦艦「大和」設計秘話;私が戦艦「大和」の設計図を描いた;語られざる戦艦「大和」建造の秘密;特殊鋼板の鎧をつけた不沈戦艦誕生す;戦艦「大和」プロペラの謎を追う)
第2章 兵装(戦艦「大和」主砲兵装極秘資料;四六センチ主砲の栄光と顛末;主砲の生命一五メートル測距儀の秘密;世界最大戦艦の砲熕極秘資料;水中聴音機技術報告書;「大和」型戦艦レーダーのすべて)
第3章 「大和」とその時代(「大和」は戦艦発達の頂点だった;戦艦「大和」は現代に生きている)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

イプシロン

36
それなりの数の戦史・戦記を読んできて思うことがある。技術者たちの筆致はじつに理性的なのに、それ以外の戦争経験者の筆はどうして感情的なのかと。そんなことを強く感じた読書だった。おそらくその原因は、科学的思考力の違いなのだろう。執筆陣は、何らかの形で「大和型」戦艦開発に関わった当事者。だけに当時の空気感や苦労話にリアリティがある。今では専門書などで詳しく解説されている内容がほとんどだが、ほぼすべての初出が昭和30年代であることを考えて読むなら、画期的である。プロペラに関する考察だけ平成になってからのものだが、2020/12/26

涼月

1
各装備別のエピソードが当事者の筆により書かれており、なかなか興味深かった。2016/11/19

tora

0
専門用語が多くなかなか読むのに苦労した。大和は戦艦として強力な打撃力と防御力を持ち合わせていたが、やはり時代が悪かった。大和を作った技術力は今尚日本に生き続けている。2010/05/03

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