内容説明
組織が活気を帯び、士気が高揚し、みながやる気を出す指揮官は、いかにして生まれるのか。山本五十六、米内光政、井上成美、小沢治三郎ら四人の海軍軍人に見る指導者の研究―彼らがいかに心を砕いて事態に対処し、現場の指導を実践したかを具体的に示し、その大きな魅力となった人間形成のありようを伝える。
目次
序章 四人の名指導者
第1章 山本五十六(「あれはウソなんだ。勘弁してくれ」;「この汚名を晴らさねばならぬ」 ほか)
第2章 米内光政(「山本君。幕にしないか」;「自分のめぐりあった境遇を意義あらしめることが大切だ」 ほか)
第3章 井上成美(「米内さんは懐が深いから、いい使い方ができるだろう」;「軍令部長に強大な権限を与えることは戦争につながる」 ほか)
第4章 小沢治三郎(「過ちを改むるに憚ることなかれ」;「奇襲するほかに勝つ手はない」 ほか)
著者等紹介
吉田俊雄[ヨシダトシオ]
明治42年、佐世保に生まれる。昭和2年、海軍兵学校に入学、第59期。海大選科学生。蘭領東印度出張。米内光政、嶋田繁太郎、永野修身らの副官をつとめる。日米開戦前より軍令部第三部勤務、昭和18年より軍令部員・大本営海軍参謀。終戦時は中佐
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 和書
- 父よ、父たちよ