内容説明
V2ロケット爆弾、新世代Uボートなど連合軍を圧倒した高度なテクノロジーに裏打ちされた傑作兵器。超重戦車、風力砲、音波砲など、ヒトラーの嗜好によって誕生した駄作兵器―奇想天外な武器や現代最新兵器の原型にいたるまで、ユニークな発想と膨大な組織力で開発されたドイツ陸海空軍の究極兵器の集大成。
目次
第1章 報復兵器
第2章 迎撃兵器&誘導弾
第3章 軍用機&ペーパー・プロジェクト
第4章 陸戦兵器
第5章 海戦兵器
第6章 究極の兵器
第7章 ドイツ秘密兵器の誕生とその背景
著者等紹介
広田厚志[ヒロタアツシ]
1939年、北海道に生まれる。明治大学卒業。会社勤務の傍ら、欧州大戦史の研究を行なう。月刊誌「丸」をはじめ各誌に執筆。現在、翻訳家として活躍
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感想・レビュー
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植田 和昭
8
再再読。ドイツの兵器は、エキセントリックだ。戦前ドイツが世界一の科学力を誇っていたのに戦後はアメリカにその座を譲っている。理系と言えばドイツ語だ。いろいろな兵器が出てきて面白かったが、原子爆弾の開発のところが不十分だと思う。原子炉も臨界寸前だったし、ベルギーで押収した天然ウランもあった。重水を用いた原子炉は、天然ウランで臨界出来る。原子炉が実用化できれば、原爆の開発にもめどがつくと思うのだが。ナチスドイツのタイムマシンが出てこなかったのが残念。 2024/07/05
植田 和昭
8
再読。やっぱりドイツの科学力は、連合国の数十年先をいっていたと思うんですが。これで原爆開発に失敗したのは、信じられない。神経ガスもなぜ使わなかったのだろうか?タイムマシンが出てこなくて残念。2017/03/17
Arisaku_0225
2
ホーミング魚雷や水陸両用戦車など、一つ一つの兵器にドイツの科学力の高さを感じられると共に、例えそれらが実用化されても戦略・戦術的には効果的でない物が多いのがドイツ珍兵器群にある印象。2022/02/16
ミリオター
1
ドイツの秘密兵器について一つ一つ解説された書籍。自分にとって興味深かったのがドイツの兵器を多数生み出した組織の紹介と解説。兵器開発の窓口が多すぎるがあまり効率的な研究ができなかったという連合国の指摘には流石ドイツならではだと感じた。2024/12/28
東側ギャン
0
「これはいける!」大松「無駄だぞ!」のエンドレスワルツ。兵器の開発ってそれの繰り返しだけど今回は似たようなブッ飛んだような発想で成功した少数とゴミ多数。2018/08/29
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