内容説明
ベストセラー『蒼空の河』続篇。大空の死闘百余回、撃墜スコア三十九機に及ぶ「隼」戦闘隊のエースが描く最後の空戦。いかなる窮地におちいるも、決して屈せず、自らの頭脳のあらん限りを駆使して危機一髪で生還する。“運の穴吹”の異名を持つ弱冠二十歳の撃墜王が不撓不屈の空の戦いを綴る勇気と感動の空戦記録。
目次
第1章 ふたたびビルマの空へ
第2章 煙霧の空の中で
第3章 アラカンの峰を越えて
第4章 インパール上空の戦い
第5章 ベンガルの空を染めて
第6章 愛機「吹雪」号との別れ
著者等紹介
穴吹智[アナブキサトル]
大正10年、香川県に生まれる。昭和16年、太刀洗陸軍飛行学校卒業(陸軍少年飛行兵第6期生)。戦闘機操縦者として飛行第50戦隊付。同年、開戦と共にフィリピン航空作戦に参加。昭和17年、一式戦闘機(隼)に機種改変となりビルマに転戦。以後、ビルマ・インド・西南中国・ニューギニア戦域の航空作戦に参加。昭和19年、明野陸軍飛行学校付。ビルマ留学生等の操縦教育を担当。終戦時、陸軍曹長。昭和25年、警察予備隊入隊。ヘリコプター空中機動作戦指揮官歴任。昭和46年、陸上自衛隊東北方面ヘリコプター飛行隊長・2等陸佐で退官。日本航空入社。昭和59年、退社
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