内容説明
一九六六年十二月二十六日、ベトナムでの航空優勢を勝ちとるため、ついにアメリカ空軍は「ボロ作戦」を発動した…。NVAF(北ベトナム空軍)の“ドラゴン”グエン・トム大佐とAAF(アメリカ空軍)の“イーグル”クリント・アダムス大佐率いる両隊はハノイ上空で激突する。『ホー・チ・ミン最悪の日』を演じたドッグファイトを描く航空アクション。
目次
第1章 槍(ランス)
第2章 鷲の到着
第3章 航空団
第4章 計画
第5章 鷲(イーグル)と竜(ドラゴン)
第6章 抗争
第7章 ボロ作戦
著者等紹介
クロス,ウォルター[Kross,Walter]
アメリカ空軍少将ウォルター・クロスは実戦配備の航空団を指揮し、東アジアで158回の戦闘任務につき、そのうちF4の指揮官として北ベトナム上空で100回の任務飛行を行なった。26年の現役生活で5200時間以上(F4戦闘機パイロットとしては750時間)の飛行時間をかさねた。その結果、殊勲章と3個の空戦殊勲十字章、13個の航空勲章を得た。その傍らクロス少将は、「軍隊改革―戦術空軍におけるハイテク論争」(’85年)を著した。ニューヨーク生まれ、現在は妻ケイと娘カーリンとともにイリノイ州南部に住み、スコット空軍基地でアメリカ輸送司令部の作戦および兵站部長を務めている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。