内容説明
独立国家共同体が崩壊、軍部主導で復活したソ連は突如スカンジナビアに侵攻を開始した!超大国の威信回復を賭けた強大なソ連軍の前にノルウェーの運命は風前の灯に―孤立無援のまま侵攻軍に立ち向かう米空母戦闘群にソ連北洋艦隊の原潜が、そして新鋭空母が牙をむく。現代戦をリアルに描く傑作アクション。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
45
面白い。シリーズは後の方が詰まらないという前評判だが本作は今までで一番面白い。ただ、一話完結に近い前作までと違って本作は完結しないので、次巻以後も揃えておかなけらばならない。Mig29対F14の空中戦。今までのMig21と違って、本作は友軍の損害がずっと多い。パイロットだった主人公は図らずも指揮官となり艦上で思い悩むことになる。心の内面の掘り下げを期待する作品ではないが、男たちの熱い思いは伝わってくる。今回主人公は対潜水艦戦にも加わりサービス満点だ。2016/06/02
クロスボーン
17
部隊はスカンジナビア半島へ。潜水艦戦も加わって話ががぜん面白くなる。敵の主力は前巻までミグ21が多かったが今度はミグ29だ。敵味方識別信号問題など、課題は多いがそれでも戦う空母ジェファーソン。このシリーズ、敵は武器は弱くても飽和攻撃を狙う話が多い。2020/10/17
nur1202
1
スカンジナビア半島を舞台にした「ソ連」対アメリカ空母戦闘群の話。 やはり、大規模な戦闘を扱っているので、艦隊戦有り航空戦ありのバラエティ感豊かな作品になっています。 過去(と言っても近い過去)の英雄の帰還と新ヒーロー(候補)との間のぎすぎす感とか、政府側の優柔不断感とか、敵側のエースの立場とか、アメリカの作家のこの手の作品のフォーマットに見事に沿っている感じは受けますけど、ま、面白いやね。(^^; さて、割と大打撃を受けて終わったけれど、戦闘はまだ続くようです。 今後の展開をどうするのかが楽しみですね。2011/01/20
tai65
1
星4.52009/06/25