光人社NF文庫<br> 帝国陸軍の最後〈1〉進攻篇

光人社NF文庫
帝国陸軍の最後〈1〉進攻篇

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 346p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784769821878
  • NDC分類 391.26
  • Cコード C0195

内容説明

日本の戦史を語るに、伊藤の前に伊藤なく、伊藤の後に伊藤なしとうたわれた第一級のジャーナリストが、民族のために命令を奉じて出陣し、遠い外地で自らの尊い生命を犠牲にした百四十余万将兵をいたみ、大いなる熱情と衰しみと全精魂をかたむけて、いかに戦いいかに敗れたかを渾身の筆で書き遺した畢生の大作。

目次

第1章 マレー半島への進軍
第2章 シンガポール攻略
第3章 蘭領印度の征服
第4章 フィリピン進攻
第5章 バターン半島の難戦
第6章 ビルマ平定戦
第7章 外郭要地攻勢
第8章 支那大陸戦一瞥
第9章 モレスビー攻略戦

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

57
帝国陸軍の最後というタイトルだが、本書はまだ進攻編なので如何に先人たちがマレーなどで大活躍していたのかが書かれておりよかった。本書で印象的だったのは日本が当時世界三大陸軍と海軍の一角を占めていたという点。陸軍はソ連、ドイツ、日本。海軍はアメリカ、イギリス、日本。そして両方占めているのは日本だけという点。2010/01/27

イプシロン

29
帝国陸軍が太平洋戦争をいかに闘ったかを知れる名著である。が、本著だけをもって評価するのは、実際的にも情緒的にも偏りがあるだろう。戦争が現実を無視した誇大妄想による産物であると考えるなら、それがいかに酷かったかを知るためには、対比が必要であるからだ。――ということで、ドイツのポーランド侵攻に用いられた兵力と、日本軍が南方戦線に投入した兵力を対比してみたい。【ドイツ】航空機約1450機。陸軍45個師団。【日本】航空機約800機。陸軍11個師団。日本はこの他に、海軍航空隊と海軍陸戦隊の戦力があったが、海軍の2020/12/19

ジークSieG

6
積まれた本からようやく脱出 職業柄、知らなくてはいけないことなのですが歴史は嫌いです。 ただ昨年から始めた読書習慣とこの本の読みやすさ(古い表現もありますが)が相まって理解しやすかったです。 時期的にはマレー作戦からニューギニア作戦までのいわゆる攻勢期。攻勢終末点までの作戦がマレー、インドネシア、フィリピン及びビルマにフォーカスを当てて描かれているほか、そのほかの作戦にも言及してあります。 教養つけるように第2巻も頑張ります。。。2017/09/10

ジークSieG

5
積まれた本からようやく脱出 職業柄、知らなくてはいけないことなのですが歴史は嫌いです。 ただ昨年から始めた読書習慣とこの本の読みやすさ(古い表現もありますが)が相まって理解しやすかったです。 時期的にはマレー作戦からニューギニア作戦までのいわゆる攻勢期。攻勢終末点までの作戦がマレー、インドネシア、フィリピン及びビルマにフォーカスを当てて描かれているほか、そのほかの作戦にも言及してあります。 教養つけるように第2巻も頑張ります。。。2017/09/11

Hiroshi

4
太平洋戦争は海軍中心に語られることが多いので、陸軍の動きを知る為に読んだ。第1巻はマレー・シンガポールから始まる東南アジアの占領が中心。日本帝国陸軍の占領は圧政を敷くのが常であったが、インドネシアの占領を指揮した今村均司令官は寛容な占領政策をとり、治安や軍事物資調達に成果をあげていたのを知り、無能で威張ってばかりいる軍人ばかりかと思っていた心が救われた。2014/03/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/368113
  • ご注意事項

最近チェックした商品