内容説明
昭和十八年四月十八日、山本五十六連合艦隊司令長官搭乗機は、ブーゲンビル島上空で撃墜された―その墜落現場で、最初に山本五十六を検死した“消された一軍医”の手になる遺された一冊の黒い手帳は、いったい何を語りかけるのか。関係者をさがして歩いて三十余年、疑惑に彩られた“戦死”の謎に挑んだ話題作。
目次
第1部 一冊のノートがもたらした状況証拠
第2部 “機上戦死”という伝説はくつがえされた
第3部 大本営発表の裏にひそむ真相を追う
第4部 元帥搭乗機の決定的瞬間を見た
第5部 極秘『公式書類』はデッチ上げだった
第6部 私はこうして“死のカルテ”の謎をといた
第7部 夕映えの南溟の地ソロモンを行く
著者等紹介
蜷川親正[ニナガワチカマサ]
大正6年8月、京都の旧家蜷川家の三男として生まれる。京都府立第二中学校卒業。岐阜高等学校(現・岐阜大学)卒業。東北帝国大学理学部卒業。長崎医科大学卒業。長崎医科大学講師、学校法人紫明学園理事長などを歴任。医学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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