内容説明
漫画『のらくろ』の誕生から六十年―日本漫画の王者・田河水泡先生の妻が、笑いとペーソスと味わい深いゆたかな人生を綴る感動のエッセイ。のらくろ先生と私、そして「サザエさん」の長谷川町子氏ほかのお弟子さんたちとのふれ合いなど、昭和の世相を背景にして流麗な筆致で描いた話題のライフ・ストーリー。
目次
第1章 人間
第2章 若いころ
第3章 仕事
第4章 拠りどころ
第5章 若い心
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
綾@新潮部
9
文庫じゃなくて単行本で読んだ。漫画「のらくろ」を描いた田河水泡の話かと思っていたけど、奥様・高見澤潤子さんのエッセイという感じ。田河水泡は「たかわみずあわ」で「たかみざわ」と読ませようと思っていたというのはびっくりだった。それは無理があるだろう…。サザエさんの長谷川町子がお弟子さんだったり、手塚治虫とも交流があったり、竹久夢二まで知り合いだという田河水泡さん。途中、家族写真や結婚式の写真なども出ていて、夫婦の愛情が感じられる1冊だった。2019/06/20
ちるちる
1
愛することと好きとはちがう。なぜか星の王子さまのキツネの話を思い出した。2010/05/06
渋谷英男
0
田河水泡伝と言うより著者のエッセイ。☆22016/06/25
みつひめ
0
実は、再読。2020/04/21