日本陸軍の基礎知識―昭和の生活編

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  • サイズ A5判/ページ数 127p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784769816584
  • NDC分類 396.21
  • Cコード C0095

内容説明

ひと目でわかる軍隊の日常。写真、イラスト、データで見る昭和陸軍の全容―階級、服装と装備、教練・学科、武器手入れ、食事、入浴など、起床から就寝まで生活のすべてをビジュアルに捉えた決定版。雑誌「丸」連載の待望の書籍化。

目次

下士官兵の服装
下士官兵の装備
将校の被服と装備
兵営のシステム
兵舎と内務班
兵営生活の詳細
軍旗
軍馬と厩
兵食と炊事場
配食と食事
外出と私的制裁
酒保
除隊と予備役

著者等紹介

藤田昌雄[フジタマサオ]
1972年、東京都に生まれる。日本陸軍を中心に兵站、軍事史を研究する。軍事史学会会員、軍事法規研究会顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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yamatoshiuruhashi

25
雑誌「丸」に連載された帝国陸軍に関する基礎知識集。「昭和の生活編」とサブタイトルが打たれているがこの範疇に収まるものばかりではないので、副題は不要。写真や図表を豊富に陸軍、あるいは軍人(主として下士官、兵)に関する、徴兵から兵営生活、あるいは動員などの兵制の話など。いずれも徴兵される庶民の目からみた形で書かれているので、解り易い。兵役経験者のみならず軍隊が現に存在していた時代に書かれた小説や資料を読むときに、その背景、庶民の生活と軍の自然な関係を理解するのによい資料となる。2018/04/19

六点

9
軍装から、兵営での生活、陸軍の兵役システムに至るまでをふんだんな古写真を利用して解説した本。労作ではあるが、「基礎知識」と銘打っている通りなので、薄いといえば薄いかも知れぬ。巻末の在郷軍人会と義勇隊との関係については、勉強になった。ただ写真からにじみ出てくるのは、学校と軍隊は近代日本人を作ったのであるなと、実感できる。当時の兵士の顔、たまに近所のあんちゃん連中の中に居ますよ。2019/09/16

高木正雄

5
日本軍の中でも歩兵部隊を中心にした本。歩兵第3連隊の官舎がすごく近代的で驚いた。昭和三年に兵食運搬用とはいえエレベーター付きとはよく予算がおりたものだ。しかし厠が地下にしかないのは大変そうだ。他にも浴室の生々しい写真や北支の在郷軍人と義勇隊との関係など興味深かった。2023/11/15

剛田剛

3
光人社の本は校正が甘いのが気に食わない。著者の他の著書の内容との重複も多いし、同じ写真を何度も使ったり同じ文章が繰り返し出てきたり、全般に作りの甘い本だ。 とはいえ、読んでいると「なぜ日本の学校が今のようなかたちであるのか」「なぜ兵隊だった祖父の生活があのようであったのか」の答えははっきり示される。「陸軍」はいわば日本の近代的生活の根であるのだ。2019/05/11

フルボッコス代官

2
藤田君の軍隊解説本のひとつだね。藤田君の軍隊解説本はなかなか面白いので、ついつい買って読んでしまう。細かい軍隊生活関連史はあまり軍事史関係では触れられないから、なかなか興味が出る。『明治の軍装』とか写真版本を出してるんだから、当該書の挿図部分を写真にしたらもっとよく伝わると思う。当時の軍事史料を紹介しているというのはわかるが、絵と写真じゃ理解度は大きく変わるからね。でもなかなか面白かった。2018/04/11

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