内容説明
第一次大戦で英仏軍を恐怖に陥れた“戦闘機の始祖”フォッカー・アインデッカーから、画期的状況認識テクノロジーを備えた新鋭ステルス戦闘機F‐35、さらには計画中の無人戦闘機まで、わずか100年で驚くべき変貌を遂げた「戦闘機」の技術と戦術の進化の歴史をたどるファイター・バイブル!
目次
序章 兄弟の夢、人類の夢 1903~
第1章 戦闘機の成立 第一次世界大戦 1914~
第2章 究極のレシプロ戦闘機 第二次世界大戦 1919~
第3章 ジェット革命 超音速を目指して 1944~
第4章 迎撃戦闘機とミサイルの時代 1950~
第5章 制空戦闘機の復古 1976~
第6章 100年目のIT革命 ~現代
終章 無人化の夜明け ~2040
著者等紹介
関賢太郎[セキケンタロウ]
航空軍事評論家・写真家。1981年生まれ。世界を渡り歩き各国の航空事情を独自取材、自サイト上に発表していたことがきっかけとなりプロデビュー。時代を問わぬ幅広い知識と、最先端テクノロジーへの深い造詣を併せ持ち、分かりやすい解説を得意とする。数少ない若手として月刊『丸』(潮書房光人社)など複数の軍事・航空専門誌やネットメディアにおいて活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
F4ふぁんとむ
5
第一次大戦から近未来まで、戦闘機と空中戦の歴史をつづった本。するする読める割に読み応えがあり、大満足。名著。2017/08/20
buchi
5
スカイ・クロラシリーズの戦闘シーンをより深く理解したいという思いで購入してみたが、すっかり戦闘機の虜になってしまった。今まで戦闘機なんて興味がなかったので、この分厚い本の中身のほとんどが僕にとって新しい知識で頭がパンクするかと思った。最新技術の塊で、見た目も美しく、ワクワクさせられる戦闘機だけど、それはやはり『戦争』の為の道具であることが残念でならない。著者の最後の一文「戦闘機の賢い使い方は、平和の為の抑止力としての機能を務め果たし、全機を無事に退役させることである」2017/02/16
さ く らだ
4
いい本だった。ミリオタ的独走がほとんどなくて、読者をおいてけぼりにしないしっかりした丁寧な内容。この分厚いページ数が気にならないまま読了できた。内容の深さ広さも自分には適当。高価な本だがその分だけ面白かった。各節の頭に載ってる名言集、こういうサービス精神もわたし的にはうれしいところ。2016/12/12
ジャイロ(C)
3
あえて航空用語を使わずレビューを書くとすれば、「時代を超えて重要なもの」と「時代とともにそれほど重要でなくなったorより重要になったもの」が非常にわかりやすい本、と言う感じでしょうか。もう一言付け加えるとすれば、「人と機械の役割分担の変遷」というのもありかもしれません。「100年史」と銘打ってあるだけあり、時間軸をからめることで「あるものがなぜ大事か」ということが物語を読みながら頭に入ってくるのが実に素晴らしい本でした。2016/11/21
doremi
2
P205 空母ミッドウェイが太平洋戦争時になっていましたが、配備されたころには終戦でしたけど。P405 エースコンバットの蝶使いに信憑性みたいなのが。 F-22に対地攻撃能力があったりと、自分の知識が古いのがわかりました。飛行機の仕様を並べただけのお手軽本とは違いました。 2017年 C0095 \3000. 20162017/08/05