内容説明
最前線で死闘を繰り広げた“Panzer 4”の迫力のフォルム。ドイツ戦車のうち生産数最多の8600両、多種多様な派生型を生みだして各戦線に投入され、つねに第一線で戦いつづけた不屈の戦車の勇姿。戦場の息吹を伝えるフォト・ストーリー。
目次
ポーランド戦/1939年
フランス戦/1940年
北アフリカ戦/1941年~43年
戦車兵
ロシア戦/1941年
ロシア戦/1942年
ロシア戦/1943年
ロシア戦/1944年~45年
その他の4号戦車
イタリア戦/1943年~44年
西方戦/1944年~45年
4号戦車の戦史と派性型
著者等紹介
広田厚司[ヒロタアツシ]
1939年、北海道に生まれる。明治大学卒業。会社勤務の傍ら、欧州大戦史の研究を行なう。月刊誌「丸」をはじめ各誌に執筆。現在、翻訳家として活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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塹壕炊飯
3
ドイツ軍戦車の主力的存在、Ⅳ号戦車に焦点を当てた戦場写真集。ポーランド侵攻、フランス戦、北アフリカ戦、独ソ戦、イタリア戦、西方戦の各種戦線別にIV号戦車の撮影写真を掲載、当時の写真を用いる事で本戦車の運用形態や実直な姿を紹介する。解説は戦車の型番や状況説明のみと簡易的に留め、内容自体は著者が蒐集した写真が中心。パンターやティーガーの人気に隠れがちなIV号戦車だがほぼ全ての戦域で使用され、独軍戦車の屋台骨だった事が良く分かる。本戦車の野戦下に於ける運用実例及び造形を知りたい方は本書を勧めする。2018/12/14