沖縄一中鉄血勤皇隊―学徒の盾となった隊長篠原保司

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  • サイズ B6判/ページ数 406p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784769814870
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

内容説明

戦死率73%、悲劇の中学生隊を指揮、凄惨な地上戦のただ中で最後まで人として歩むべき道を示しつづけた若き陸軍将校と、十代の生徒たちとの命の絆を描く感動のノンフィクション。

目次

地獄の戦火の中でも
憧れの青年将校
サシバの渡りと“10・10空襲”
一中壕を掘る
学び舎を覆う戦雲
養秀寮寮監
熊本のアスリート
揺れた学徒動員構想
見通していた敗戦
鉄血勤皇隊隊長
“鉄の暴風”と米軍上陸
惨めな戦場生活
手づくりの墓標
情けの除隊命令
相次ぐ犠牲に苛立つ
本部、保栄茂へ撤退
首里復帰を拒否
郷土部隊かく戦えり
当てどなき戦場彷徨
島尻に死す
それぞれの地獄
戦没者墓苑に眠る

著者等紹介

田村洋三[タムラヨウゾウ]
1931年、大阪府吹田市生まれ。同志社大学文学部卒。読売新聞大阪本社社会部長、編集局次長、編集委員を歴任。1993年、定年退職。現在、ノンフィクション作家。編著書に、『新聞記者が語りつぐ戦争』(全20巻、読売新聞社刊。1985年、第33回菊池寛賞受賞)、『ざわわざわわの沖縄戦―サトウキビ畑の慟哭』(光人社、2006年度平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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廊下とんび

5
よく調べてあるの一言!体験者の高齢化によりこういった取材が出来なくなる事、これはそういった良質の本が読めなくなるといった個人的な問題ではなく《戦争》がぼやけて行く恐ろしさである。沖縄戦はある意味この戦争を象徴している。軍隊内部の構造、軍隊と民間人の関係、国と民間人との関係、不幸にもこの関係は今も続いている。沖縄の基地問題について考え方は人それぞれ、でも沖縄戦、沖縄史についてしっかり学んでからもう一度考えよう。私の高校では丸一年間社会科では沖縄研究、発表、論文に費やし、その締めくくりが沖縄修学旅行だった。2016/12/31

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