内容説明
国家とは、民族とは、人間とは、家族とは!?日中戦争のはざまで辛酸を舐め、苦難の道を歩まなければならなかった女諜報員の25年の生涯と過酷な運命に翻弄された母木村花子=鄭華君の波瀾の境涯。
目次
プロローグ 秘かな処刑
第1章 数奇な運命
第2章 魔都の深淵
第3章 鄭家の悲哀
第4章 軍靴の足音
第5章 謀略の連鎖
第6章 上海血風録
第7章 殉国の刺客
第8章 稲妻と雷鳴
エピローグ 伝説の烈士
著者等紹介
柳沢隆行[ヤナギサワタカユキ]
昭和14(1939)年11月、満州国奉天省(現中国遼寧省)鉄嶺市に生まれる。埼玉県立浦和高校、中央大学法学部卒。昭和39(1964)年、東京12チャンネル(現テレビ東京)入社。編成部、映画部、演出部等の番組ディレクター、プロデューサー。主な製作番組「手よ足よ、僕はまた登る」(芸術祭特別賞)、「ファニア歌いなさい」(ギャラクシー賞特別賞)、アニメ「ポケットモンスター」等。平成12(2000)年、同社退社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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