内容説明
困難かつ危険で生還の確率も限りなくゼロに近い任務に、なぜ若者たちは豆潜水艇に身を託して、自ら生命を捧げたのか―「九軍神」と「捕虜第一号」に運命を分けた真珠湾特別攻撃隊の十人の男たちの悲劇!二階級特進の美名の裏側に秘められた日本海軍の光と影。
目次
プロローグ
第1部 (軍極秘;ネイバルホリデーとその終焉;機密兵器;甲標的;迷走する赤い浮標;敵は泊地に在り;ゴーサイン;近頃の若い者;決死か必死か;帰郷)
第2部(訓令工事;特別攻撃隊;ワレ真珠湾ニ死ナン;長官山本の憂患;燎原前進微速;十年目の真珠湾;盲目潜航;捕虜第一号)
第3部(九軍神;火焔天に沖す;真珠湾の雷跡;未だ帰還せず;提督たち;トヨタの社宅)
エピローグ
著者等紹介
須崎勝彌[スサキカツヤ]
1922年、朝鮮黄海道に生まれる。東北大学法文学部在学中に学徒出陣、海軍飛行予備学生となる。戦後、新東宝を経てシナリオライターとなり、大映、東宝と契約、作品に海軍を題材としたものが多い。その他、歴史の小論も試みつつある。日本シナリオ作家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。