内容説明
「龍の世紀」はやってくるのか―いまだ「〓(とう)小平理論」の呪縛のなかにある「中国の戦略」をキーワードに、国家目標、経済戦略、外交戦略、軍事戦略、政治戦略などを多面的に考究した類書のない労作。「統一国家」「富国強兵」「永久共産党権力」を掲げる大戦略は成功するのか。12年の研究成果を問う衝撃の一冊。
目次
プロローグ(世界は中国を軸に回りだした;中国大発展を支える外資 ほか)
第1章 中国は今、何を目指しているのか(中国大発展への道―中進国から先進国へ;中国の二一世紀戦略―見えてきた三大目標 ほか)
第2章 中国の戦略は成功するか(富める中国は実現するか―温飽から小康へ;深まる国内矛盾―至上命題となった安定団結 ほか)
第3章 中国の大戦略で他国はどうなるのか(海洋大国目指す中国―大陸国家から海洋国家へ;多極化目指す中国の外交戦略―反米と世界新秩序 ほか)
第4章 中国の大戦略はここが問題だ(中国大戦略と中国人のメンタリティ―中華思想は消えず;中国大戦略を阻むもの―中国大発展か中国大崩壊か ほか)
著者等紹介
石田収[イシダオサム]
筑波学院大教授(現代中国論)。昭和22年、堺市生まれ。大阪市立大中国学科卒、産経新聞社入社。京都支局、横浜総局、東京本社社会部を経て外信部。テヘラン特派員、カイロ支局長、香港支局長、外信部次長を経て東京家政学院筑波女子大教授(平成17年度より筑波学院大と改称)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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