内容説明
政治不在で軍事のみが優先し、米国に比して工業力の貧しかった日本軍は、米軍の圧倒的な怒涛のごとき攻撃を前にして、壊滅的となり、ついに若者の生命を顧みず、肉弾攻撃を計画し、知力と品性にすぐれ、しかも忠実な国民性を逆手にとって、若者たちをつぎつぎと死地に追いやった。この国の指導者たちは、おのれの功名心にとらわれて、この国を破滅させた。その非道をあばく。
目次
第1章 特攻への道
第2章 特攻の衝動
第3章 捷号作戦発動
第4章 神風デビュー
第5章 特攻の日常化
第6章 特攻のこころ
第7章 硫黄島から沖縄へ
第8章 天号作戦
第9章 追いつめられて
第10章 行きついた先
著者等紹介
永沢道雄[ナガサワミチオ]
1930年生まれ、東京出身。朝日新聞整理本部長、編集委員、朝日カルチャーセンター(東京)講座部長等を歴任。「戦争体験を掘り起こす会」運営委員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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