内容説明
硝煙渦巻く苛烈な空戦場裡を飛びつづけ、雷撃に命を賭けた自らの体験を赤裸々に描く。空母「飛龍」艦攻隊の一員として真珠湾攻撃に赴き、インド洋上では英空母ハーミスの最期を目視し、ミッドウェー海戦では攻撃帰投時に不時着水しながらも一命をとりとめ、また空母「隼鷹」艦攻隊員として南太平洋海戦をも戦い抜いた不屈の空の男の回想。
目次
第1章 真珠湾の凱歌(操縦か偵察か;宇佐空の奇人 ほか)
第2章 インド洋の火柱(アンボン爆撃;あざやかな轟沈 ほか)
第3章 ミッドウェーの死闘(おらがおやじ分隊長;加来艦長の心情 ほか)
第4章 南太平洋の波涛(空母部隊再建;雷撃経験の肩書 ほか)