ノモンハンの地平―ホロンバイル草原の真実

ノモンハンの地平―ホロンバイル草原の真実

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  • サイズ B6判/ページ数 299p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784769809432
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0095

内容説明

今も草原で暮らすモンゴル人や中国人の生活や文化を、深い洞察力と鋭い観察眼で描いた力作。ノモンハン事件の真相、戦争末期のハイラル地下要塞の攻防戦の実態、ハルハ河国境確定問題など、証言と現地の写真、収集した当時の地図を駆使して再現、考証する異色の草原紀行。

目次

第1部 ホロンバイル草原紀行(草原の生活;ホロンバイルの大草原 ほか)
第2部 ハイラル地下要塞の防衛戦(日本人の感情;中国人の感情 ほか)
第3部 ノモンハン戦争から何を学ぶべきか(戦争は外交の一手段;歴史を見る冷静さ ほか)
第4部 砂に埋もれた忠霊碑(旅のアンテナ;ノモンハンの忠霊塔 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

A.T

22
おもしろかった。モンゴル東北部ホロンバイル高原が、あの当時も現在も中国によって分割されている地域であり、日本人には理解ができないファジーなルールで国境が定められていた事実を突き止めた…のかもしれない。著者は断定しない。大陸と島国の国境の認識のズレ。動く「ノプノール湖」と同様に、動く「ハルハ河」ということなのか…。そんな認識のズレから戦争が起こったのでは…という。「ノモンハンの夏」の半藤一利氏推薦。1980年代のルポルタージュなのだが、まさに砂漠に埋もれていく寸前を追い求める作業。続編を乞う!2023/08/01

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