内容説明
愛おしいのに、疎ましい。かけがえのない「他人」のあの子。死んだはずの親友が四年ぶりに現れて、もつれはじめる友情―。大型新人、鮮烈なデビュー作!「わたしというものは、いなかったらばそっちのほうがよかったな」死んだはずの親友・朝日からかかってきた一本の電話。時子はずっと会いたかった彼女との再会を喜ぶが、「住所ない」と話す朝日を自宅に招くと、いつしか家に住み着いて―。第171回芥川賞候補作。
著者等紹介
向坂くじら【著】[サキサカクジラ]
一九九四年、愛知県名古屋市生まれ。二〇一六年、Gtクマガイユウヤとのポエトリーリーディング×エレキギターユニツト「Anti-Trench」を結成、ライブを中心に活動を行う。主な著書に、詩集『とても小さな理解のための』、エッセイ『夫婦間における愛の適温』、『犬ではないと言われた犬』など。二〇二四年、初小説である本作が第一七一回芥川龍之介賞候補となる。新聞やWebメディアでの連載も多数。執筆活動に加え、小学生から高校生までを対象とした私塾「国語教室ことば舎」の運営を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



