内容説明
「プリウス」にみるトヨタ自動車成功の秘訣!環境にやさしい自動車として、いまもっとも現実的なハイブリッドカー―そのさきがけとなったトヨタ「プリウス」の起源から誕生に至るまでを、当時のチーフエンジニアをはじめ、多くの技術者たちへのインタビュー、綿密な取材を通して明らかにする。いかにして開発し、どのような苦難の数々があったのか。限られた時間のなかで不可能を可能にした男たちの物語。
目次
モーターをつくる自動車技術者たち
「G21」プロジェクト発足
強力な助っ人、「BRVF室」
純沌のはざまで
すべてを自分たちの手で
熱がうらみ、IGBT開発
バッテリーの戦い
エンジンを止めよう
新時代の自動車デザインを
工場が動き出した
新たなる出発
未来が走り出した
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
文章で飯を食う
3
技術の進歩はすごいものだ。ガソリンエンジンも蒸気機関のように時代遅れになる時代がくるのだろうか。2011/01/08
Kenta
1
プロジェクトx風に初代プリウスの開発秘話が記されており、非常に面白かった。 「21世紀に必要な車はエコであること」を目指すために、世界初ハイブリッドカー製作を目指した。 試作車第一号は「なんとか動いた…」レベルであり、そこから量産レベルまでもっていくために、部門間を越えた支え合いがあった。 特に印象的だったのは、「東富士24時間走行」で、深夜体制を敷いて、ユーザーにとっていい車とは何かを考えて、作ろうとしていたこと。(今と開発効率が違うが) こういう熱意は真似しなくてはならない。 参考になる本でした。2017/01/21