内容説明
ある者はウラジオで、ある者はサンフランシスコで、ある者はクリミアで等々、異郷の野に朽ち果て、地の底で呻きつづける数多の“草の女”たちの苛酷なる一生を描く感動の庶民女性史。病躯に鞭うち、東南アジア、アメリカの地を訪れて取材をかさね、歴史の大波に翻弄され、底辺で生きなければならなかった女たちの実態を鮮やかによみがえらせる!ベストセラー『慰安婦たちの太平洋戦争』姉妹篇。
目次
第1章 一塊の爆発石
第2章 ゴールドヒルの女たち
第3章 あめゆきお汐の斬
第4章 凩の詩
第5章 日輪草に舞う
第6章 ボタ山の月をみた人々
第7章 女郎の旗
第8章 雲のはての太陽