内容説明
機関銃中隊は死なず―英印軍の圧倒的物量攻勢に耐え、誇りを失わず、人知の限りを尽くして戦いつづけた歴戦の最精鋭の兵隊たちの苦闘の日々。豪胆機敏、“ジャングル狼”の異名をとった重機関銃中隊の古参兵が書き綴った“最悪の戦場”からの血涙のリポート。
目次
インド進攻
新兵の殺意
たおれて後もやまず
硝煙の臭い
さらばコヒマ
忌まわしき蠅の群れ
兵隊さん、米を
要領をもって本分とすべし〔ほか〕
感想・レビュー
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ユーキー・ノウェイン
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本書は著者無双で面白い。中国大陸で襲撃を受け中隊長や仲間が撤退するも著者だけ残り機関銃で追い払い、受勲が合ったが中隊長が別人を立て受勲できず。インパールでは銃剣、手榴弾、機関銃、拳銃で鬼神の如く戦う。銃剣と手榴弾、拳銃でのトーチカへの白兵戦、大尉を助けお礼に軍刀貰い、撤退中大尉になりきり靖国街道歩く仲間の士気上げたり、山賊みたいな落伍兵を怒鳴り偽の階級と所属を言い散らす、牟田口に遭遇し偽大尉がばれそうになる。ビルマの村で僧侶になりきり死んだ仲間と仲間の名前を言う偽のお経で騙し村民から食料調達などである2012/04/28
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- 和書
- 喪の宴 角川ホラー文庫