内容説明
鴛淵孝大尉と並び称される松山343空の若き伝説的エースの生涯。新鋭機「紫電改」を駆り、蒼空に繰り広げた比類なき空戦の日々と、燃えたぎる闘魂と意志に秘められた人間像を活写した話題のドキュメント。
目次
第1部 “雲は天才である”
第2部 江田島春秋
第3部 大空への夢
第4部 特攻の嵐
第5部 紫電改戦場へ
第6部 343空潰ゆ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しく
2
ストパンの影響で・・・管野直枝少尉のモデルになった人です。いや実に凄まじい人ですね 交戦中弾切れになったので、自機の主翼を敵爆撃機の垂直尾翼にぶつけて撃墜するとか尋常じゃないエピソードが目白押しです。2010/09/07
Eve
1
太平洋戦争中の撃墜王、菅野直の生涯を描いたノンフィクション小説。生き残っていれば何かを成し遂げたであろう若者たちが戦争で命を落としていったことを考えるとなんともやりきれない。月並みな感想だが彼らの犠牲の上に今の自分たちの生活があることを忘れてはいけないと思った。2014/01/10
みや
1
幼少時代のエピソードやその時の日記、海兵学校時代のエピソードと、戦闘機パイロットになる前のエピソードも充実していて面白かった。幼少のころは文学少年と聞いていましたが、それだけではなくやはり活発な性格が見えていたようです。時間があればまた読みたいです。2013/09/13
きな
1
「怒った隊長の顔がやわらいだ」堀さんが見た最後の菅野さんの姿。菅野さんの最後を中学時代の日記から引用し譬えられていますが、誰もその最後を見ておらず、もしかしたらまた見れるのではないか、会えるんじゃないかと思ってしまうところは本当に流れ星のようだなと思えてきて切なくなりました。残された日記は中学時代のものなのかと驚かされるほど綺麗で紡がれる文章はとても心惹かれました。2013/08/21
ちゆき
0
平野耕太氏のマンガでカッコよく登場したから興味を持ちました。 2015/09/22