内容説明
神がもしも人生の晩年に青春を置いたなら、人は歓喜の中に生涯を終えるだろう。―著者は青春の只中に戦争に遭遇したがゆえに多くの友を青春の中に失い、いま自らが晩年の入口にさしかかってペンを剣にかえた「青春」とは何であったのかと問いかける畢生の書き下ろしドキュメンタリー。
目次
第1部 月明の道(帰心矢の如し;黒い隊列;暗い時流;香りなき青春;憧れの人;愛と死の交錯;訓練の日日;後顧の憂い;飛翔への希求;はばたきの時;いざ前線へ;落日の賦)
第2部 戦火の町(めぐりあいと別れと;さらば愛する人よ)
第3部 決戦の大空(特攻作戦;流離の運命;還らざる発進)



