感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
高木正雄
2
内務班での人間ドラマが面白かった。しかし特攻隊員の最後の話し相手になった話は悲劇的だ。他にも台湾人の下士官が投降する話や面会にきた妻子にギリギリ会えずに戦死する少尉の話など悲しいものが多い。しかし朝鮮人志願兵の話はなにか救われるものがあるような2025/05/18
えふのらん
0
陸軍航空隊所属の整備兵の回想録の続編。とはいえ、一巻で新兵教育を解説した都合から万年一等兵の軍隊生活記録になっている。同期に隠れて戦友にアンパンをめぐむ上等兵、牛島中佐宅に乗り込んだ兵隊、千人針に忍び込んだ虱エピソードが興味深い。人間性を捨てなければやっていけない組織とはいえ、構成員が人間である以上は運営するにも人間臭い日常が付きまとう好例だろう。2013/09/17
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