- ホーム
- > 和書
- > 社会
- > 社会問題
- > 社会貢献ボランティア
内容説明
ボランティアというきらびやかな言葉は、社会または他者によって誘導された行為でありながら、それがあたかも行為者自身の選択に基づいた自発的な行為であるかのようにカムフラージュする魔法の言葉ともいえる。情報社会のなかで行政とマス・メディアに操作されるボランティア像―その真実は。
目次
序章 ボランティアのパラドクス
第1章 誰がボランティアをするのか?―ハビトゥスとしてのボランティア行為
第2章 組織展開のプロセス
第3章 組織変容のプロセス
第4章 自律性の復権
第5章 ボランティア展開のために
著者等紹介
竹中健[タケナカケン]
1965年東京に生まれる。1999年東京外国語大学欧米第一課程ドイツ語専攻卒業。2001年北海道大学大学院文学研究科修士課程修了。2011年北海道大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)。現在、北海道大学専門研究員・非常勤講師、上智大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
茎沢
1
海外のボランティアは相手のためにしている感じ、日本のボランティアは自分のためにしている感じ。そんな勝手なイメージがあったが、あながち間違いではなかったように思う。受験のためのボランティアより、そこらへんのゴミを拾う方が余程評価に値する。私はそういう歪んだ(とは自分では思わないが)価値観の持ち主。2020/09/27
コンタミ
0
大学の授業の課題図書。ボランティア活動について。著者は病院のボランティアが専門。ボランティアが、人員不足解消のための国家政策として行われてきたことを取り上げている。アメリカでも同様に国家政策としてボランティア活動が導入されてきたが、導入後の活動の広がり方が日本とは異なると指摘している。自分からはなかなか手に取らない分野の本であったので、興味深かった。2021/07/31
3_waterfalls
0
病院ボランティアのブラックBOXを著者が地道な調査で開いてくれている。国や行政、マスメディアに流されない真のボランティアが日本に根付くことを期待したい。2020/07/11
-
- 電子書籍
- 仕事心の育て方 ビジネスで人生で ひと…